<鑑賞記録>レオナルド×ミケランジェロ展
開期終了間近にようやく観に行けました。
鑑賞当日のFacebookへの投稿。
右と左、どっちが好き?
私は右のミケランジェロが好き!
この鼻筋と、横顔。美しい…。
でも左のレオナルドも、表情がいいよねー。
モナリザの微笑みに、繋がる。
一連の素描をみると、
レオナルドは本当に大人で絵がうまくて、頭もよくて、最高なんだけど、
ミケランジェロの官能的な筋肉の描き方に、
人への愛を感じずにはいられない。
レオナルドが静的で分析的なら、ミケランジェロは動的で官能的。
彫刻でもモデルをきちんと描いたミケランジェロ。
立体の小さなモデルも作っていて、それもやっぱり美しいのです。
絵が足し算なら、彫刻は引き算。
生まれて初めて、彫刻にも興味津々です。
素描ばかりの展覧会、絵を描かない私が果たして楽しめるんだろうか、って思っていたのは杞憂に終わりました。おそらく、ミケランジェロとレオナルドをそれぞれ単体でみてもあんまり興味は湧かなかったと思うのですが、比較して並んでいることで自分なりの視点ができたのだと思います。
鑑賞しながら、どっちが好きかな?だけをみてた私。
鑑賞の仕方としては邪道かもしれないんですが、とっても楽しかった。
レオナルドは、繊細で美しい。
ミケランジェロは、力強さと緻密さがある。
こちらにミケランジェロのみどころ作品が3つ紹介されていますが、どれもこれも見入ってしまいました。この三作品、とても好きです。
絵と塑像と彫刻。
今回の展示で、技法にも少し目がいくようになり、彫刻の模型を粘土でつくったものを塑像という、ということを初めて知ったのですが、
”塑像は「付け足す」という意味で絵画と同じ。彫刻はそぎ落とすもの。”
という点に非常に興味を持ちました。
彫刻は引き算のアートなのかあ。。
どうやったら完成させられるのか、全く想像がつかないところがに、魅力を感じます。
さて、終わりに。
この展覧会は、せっかく予習もしたし、なんとかして行きたかったのです。
予習した記事:鑑賞の前に~レオナルド×ミケランジェロ展 - eriie's room
(そういえばこの記事、リンク貼ってくださった方がいてうれしかったのでした)
もうちょい突っ込んで知りたくて、漫画も買って読みました。
これ読んだからミケランジェロびいきになった感もあり。
この漫画を知ったのはこちらのブログ。
明菜さんのTwitterでアート情報をキャッチしてます。
ブロガーさんということなんだけど、どんな経歴で何されてる方なんだろう。気になるわあ。。
美術館好きにはおすすめ。