菅原小春っていうダンサーを知ってますか?
知らない人みんなに教えたくなっちゃう私の大好きなダンサー。
先日、初単独ダンス公演「SUGAR WATER」をみてきました。
観た後、全然言語化できなくて文章にしていなかったんだけど、
Twitterでつぶやいてた内容をまとめてみたら、なんかいい感じに!
そのまま載せてみます。
ダンスや表現から伝わってくるものに反応して、
震えるような、ぞくぞくするような感情を味わった。
表現してる感情にシンクロしたり、ダンスそのものに感動したり。
短時間でいろんな感情を味わって、帰り道はなんだか元気になっていた。
日常に色がついた。これが体感の素晴らしさだなあ。
意味がわからなくても元気になる。生きたいな、と思える。生きたい理由はあとからわかってくる。
考える前にもう答えは身体がわかってる、って、こういうことなんだ。
これ、マチスとシャガールをみたときと同じ体感。
帰り道は足取りが軽く、なんだか元気で、日常に色が戻ってきた感じ。
ただただ自分を生きること、それがアートにつながる。
小春ちゃんのダンスは、ただただ自分らしくある、が全開だった。
アートに触れることで、より自分らしくなる。
その自分らしさそのものがアートになる。
アートは生きる希望だ。
第一回読書会を開催しました
気持ちのいい朝。
グリーンがたくさんあって、さわやか。
お店に一番乗りで、とっても気がいい店内。
平日午前中ってすきなのです。
参加者は私を含めた4人。
本の話をたくさんしたいので、自己紹介は後回し。
お互いを呼び合うお名前だけ紹介してスタートしました。
まずは、この読書会のルールをアナウンス。
・話すことは、感じたこと、自分の内側に起こったこと。
・何を感じてもOK。相手の感想への否定はNG。違いは違いとして受け取り合う。
・勉強会ではないので、文学史や作者の生い立ちそのものだけを論ずるのはNG
(感想の流れのなかで必要ならOK)
この前提の上で、なんでも話しましょう、っていう会なのです。
約2時間、みっちり話して、いろんな話題になり、
主人公ムルソーへの理解や、作品自体の考察も深まりました。
一人だと読み飛ばしたり、理解できなかったりするところを、
いろんな視点からの感想や意見が聞けて、そのひっかりがほどけていく。
ほんと、複数で話すとこんなに深まるんだ、って改めて感慨深い。
個人的には第二章の裁判の部分が深められたのがとってもよかった。
特に最後の司祭への憤りからの独白は、一人だったら曖昧なまま、
よくわかんなかったけど、なんかひっかかるな、ってだけで終わってたと思う。
話した内容をスケッチ的にメモ。
・嘘、正直さ、それゆえの理解されなさ。
・理解できない相手への嫌悪感
・本質をみること
・会社での自分とプライベートの自分
・「異邦人」の意味
・人は理解したい生き物?理解するためのわかりやすい説明が常識
・個人的な体験を言語化することの危険性
・人間の暴力性
・感情を出せる場があることの重要性
・こどもとの会話
・太陽とママン
・結婚してもしなくても、引き金を引いても引かなくても「どっちでもいい」
・ムルソーの死生観
・「世界の優しい無関心」
・私が死んでも世界は変わらないということ
・アートに暴力シーンがあることについて
・死刑について
・古典の読み応え
・読み継がれるということ
準備の段階では、私自身はムルソーの人としての「あり方」を語りあいたかったのですが、そのテーマを今日ひとしきり語ったら昇華されたみたいです。語りたい欲求が消えました。自分のなかの引出しにしまっておこう。
そしてなぜか「身体性」というワードが浮上。
このところ、本だったりアートだったり、インスパイアされるものが変わっても、ちょこちょこ顔を出していた関心ごと。個人的な次のテーマかな。
参加者の方も、読書会でそれぞれに自分が今持ってるテーマについて深まったみたい。終了後は新たに話したいテーマが浮かんできて、エネルギッシュになったりしたらしいです。
共鳴、というのかな。こういうの。
それぞれが持つ音が、お互いの音を聞いて、響き合う。うつくしい風景。
こどもと恐竜博と音声ガイド
上野の恐竜博へ。
息子は初の音声ガイドを聞きながら、熱心に見てました。
ジュニア用で、わかりやすかったそうな。
去年も来たんだけど、今年はティラノサウルスがいるからもう一度来たかったんだって。
興味あることは、ほんと真剣。音声ガイド、借りてよかった。
こういう姿を見ると、もっといろんなものを見せてあげたいなあと思う。
知らないものは見てみないと、好きか嫌いか、興味があるかないかもわからない。
子どものうちは、なんでも経験して、世界を広く知ってほしいな、と思う。
というわけで、来月は親子でみる歌舞伎に行きます!
こういう時間が、ほんとに幸せ。
現代アートに親しむ日~ポンピドゥーセンター展
どれだけ時間かけても良い日にここへ。
ポンピドゥーセンター展。
20世紀の作品を、一年一作品展示されてて70作品。
ひととおり見たら、現代アートを深められそう。。と思い、
ひとつずつ、真剣にみました。
写真だとくすむけど、本物は色がほんとにきれいで、
その後にみた展示も色がすごく気になって、
すっかり全部見終わったら、
きれいな色とりどりの服を身にまといたくなった。
自然を描いた大迫力の絵も、
これが布の柄だったら巻きスカートにしたいなあ、とか、
そんなことばっかり頭に浮かんだ。
今まで美術館で絵を見て、こんな感想はじめて。
より日常に近い感覚なのは、時代が近いからなのかなあ。
日常から思い出す小説〜ホリーガーデン
この間、眼鏡屋さんに行ったときの店員さんがこの小説に出てくる『象足』を思い出させて、久々に読みました。
アートとわたし~六本木クロッシング2016展
先週、久々に美術館へ。
アートが間にあると、壁はすぐに超えられるから、ほんとアートはありがたい。
こう見えて意外に(と言われる)人見知りなのです。
最初からコアな話に突入できるのは快感です。
私にとってのアート、私は誰か?にも繋がる問い。