eriie's room

読んだり、観たり、行ったり、参加したり、会をひらいたり、いろいろの記録。

<鑑賞記録>新・古事記ミュージカル 天の河伝説

 

2019年『天の河伝説』オフィシャルサイト よりストーリーを引用

 

古事記を上演する演劇団は、イケメンの演出家ハヤヒと、心優しい弟の紗月を中心に個性豊かなメンバーで構成されている。
 
長崎壱岐で病に倒れた女形、紗月の代わりに新しい「姫」役の女優を募ることになった。
選ばれたのは、自信がない三葉、毒舌娼婦の八葉。
ふたりはヒロインの座を競いながら、ハヤヒとの恋愛も絡み、意外な結末へと導かれていく。
 
実はこの劇団、主演女優を探すというのは名目で、神様たちの集団。
ハヤヒはアマテラスで、紗月はツキヨミ。古い時代に行方不明になった瀬織津姫の魂の生まれ変わりを探して時空を超えて旅している。
 
この物語は、古事記の名シーンを織り込みながら、ヒロインのふたりが、
夢へのチャレンジと恋を通して「ほんとうの自分」を取り戻していくラブファンタジーです。

 

 

f:id:eriko_oym:20190715120003j:image

 

帰りの電車の中でメモした一次記録。 

天の河伝説から受け取ったもの。

 

 

比較と嫉妬から自由になろう

競争意識から自由になろう

私のなかの女神が目を覚ます

 


誰しもみな女神

誰しもみな瀬織津姫

 


私はわたしを思い出す

本当の望みを思い出す

 


一昨年の冬至の日

いきなり思い出した

わたしの夢

 


稲妻のように

天啓が降りた

 


それが、わたしのやるべきことだ

 

 

 

夢を現実にしながら

 


私はわたしとつながる

わたしのなかの女神が目覚める

 

このメッセージを「歌と舞のあるミュージカルで生で観れたこと」に意義があった。このメッセージを書き言葉で受け取ると「ふーん。まあ、そうだよね。」ってなりがち。

 

2時間45分という時間を舞台の人たちとともに過ごし、会場全員で物語を見届ける。役の内側から響いてくる歌声が空間を揺らし、揺らされた空間を舞い踊るダンサーたち。

 

舞は空間をチューニングし、整える。舞台から発せられる振動が会場を埋め尽くし、その場にいる人々の細胞液を揺らす。

 

人の身体は80%が水。水は音に反応し、揺れ、人の内側に働きかける。

 

だから観終わった後は、なんだかわからないけどとにかく揺さぶられたなあ、っていう感想だったんだ。

 

寝ているときに揺り起こされたような振動と、目覚める直前にまぶたの外に感じる太陽の光。外側から私を呼ぶ歌声。

 

天の河伝説は体験型ミュージカル、って本当でした。

 

右から三番目がさちまるちゃん。(元 Happyちゃん)

f:id:eriko_oym:20190715160645j:image

 

左から4番目がどんちゃん。舞台下に脚本家のしーちゃん。(旺季志ずかさん)
f:id:eriko_oym:20190715160648j:image