eriie's room

読んだり、観たり、行ったり、参加したり、会をひらいたり、いろいろの記録。

読書会をひらく理由をお話しします

はじめまして。大山江利子です。

このブログは、これから開催する読書会の記録を綴るために開設しました。
準備しながら、すでにとってもわくわくしています。
まずは、なぜ読書会を開こうと思ったのか、その理由をお話します。

 

私の趣味は、本を読むこと、映画をみること、ドラマをみること、美術館で絵をみること・・・と、とっても受け身です。


もっと主体的な趣味じゃないといけないんじゃないか?と思うこともたまにあります。
でもね、受け身だけど、観たあと、読んだ後に、ものすごーーく考えます。
それが唯一、趣味に関連して主体的にやっていること。


たとえば読書の場合、


この主人公のこういうところが好き。なんでだろう?
こう感じたけど、これって言葉にすると〇〇かな?
なんでこんなにざわつくんだろう?
あのシーンのあの紅茶の香りはこんな感じかな?

こんなことを思いつくままにあれやこれやと考えます。
電車のなか、お風呂に入っているとき、ご飯をつくっているとき、、などなど、いつでもどこでも。趣味というよりはもはや習慣。


そうすると、ふっとみえてくるものがあるんです。

それは、今自分が何を大切にしているか、今自分が何に関心があるか、今自分が何が好きで何が嫌いか、今の自分に何が必要で何が必要じゃないのか、今自分は何をしたいのか、今の自分はどんな風なのか・・・。

そんな風に、一冊の本から今の自分へのメッセージがもらえることがあります。
(もらえないこともあります、もちろん)
同じ本を読んでも、そのときの自分によってメッセージが全く違うのが醍醐味。


そして、このメッセージは、他者と感覚や感想を分かち合うことによって、深めることができる、ということを、あるとき知りました。
ひとりで考えてるだけではぼんやりしていたことが、くっきりと鮮明になり、さらにそれを一緒に分かち合うことのできる人がいることは、大きな喜びでした。

だって、普段の生活で出会うひとに、いきなり心の奥の深い深い話、できないから。
(そういう話をするには、いろんな前置きや説明が必要です。)

私も、感じたことを感じたままに話し合い、心の奥から湧き出でる繊細な感覚をわかちあえる、そんな場をつくりたいな、と思いました。

これが、わたしが読書会をひらこうと思った理由です。