読書記録 2018年8月後半 その2
読書記録 続き。
左から順に。
宗教社会学で世界の宗教をいろいろ知り、日本のことをもう少し詳しく知ろうと借りたのだが、天皇制を理解する補助線としてのユダヤ教や神の話が多かった。予定説について詳しくなった本。というわけで、天皇制と日本教については、他の本でもう少し掘り下げる。
「金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?」堀江貴文
Q&Aが具体的でおもしろかった。合理的で具体的。だけど、冷たいわけではない。堀江さんって、基本的にはまじめでやさしい人なんだと思う。
「日本の難点」宮台真司
私が知りたかったことが、書いてあった。宮台さんの言っていることが全て正しいわけではないのだろうが、日本のこれからのことを論じた本で希望が持てるものはこの本以外に今は見当たらない。嘆くばかりでどうしたらいいかは学術書には書いていないのだが、ここには抽象的だけど光があった。宮台さんの専門の社会システム理論、というものをのぞいてみたくなった。
”社会の中の個人”について考えていたときに読めてよかった。タイムリー。
それにしても、こういう対談できちんと結論が出ているものって、もしかして初めて読んだかもしれない。同意できる結論。その結論に至るまでの対談の中にでてくるトピックに気になるものがいろいろあった。音楽と文学。長編小説と短編小説。翻訳されたもの。アニメ、小説、本、アートなど表現されているものの役割。などなど。
「資本主義原論」小室直樹
現代社会を生きる上で、資本主義のことを考えないで通りすぎるわけにはいかないんだろうなあと読み始めた。細かいところは理解できないところもあり、大枠をつかんだ感覚。7割も理解できてはいないけども、ベースの知識としてとにかく読み通した。
理解できなくても全体を読んでいるのは、出てくる単語や主張にこういうものがある、ということを知るため。現時点では意味がわからなくてもOK。
読んだだけだと忘れてしまうなあと思い、所感だけでも記録。
これからまた図書館へ。思索は続く。