「コーヒーにあう”すこぶる”面白い小説のはなし」 in B&B
下北沢の本屋さんB&Bにて、
庄野雄治さんの『コーヒーと小説』刊行記念のトークイベント。
目次をみるとずらっとならぶ古典の作家さんたち。
でも、とても軽く読めて引き込まれる小説ばかりが収められています。
最初に何ページ、って決めて、そこから逆算して10編選び、
本としてちようどいい分量とサイズ感にこだわったそうです。
Kindleじゃなく物質化された本としての文章の存在が好きなので、
このこだわりがとてもいいなあと思いました。
最近の小説が嫌いってことではないですよ、と前置きがあった上で、
「(最近の小説は説明も多いし、こうあるべしが多いけど)
古典は、あんまり説明がなく俯瞰的で、
読む人がどう感じてもいい自由があるところがいい」
とおっしゃっていて、
わたしが読書会の題材にはに古典がいいな、と思った理由そのものでした。
庄野さんは、コーヒーロースターが専業なので、
休憩時間はおいしいコーヒーの淹れ方講座。
コーヒーの器具を買って、家でみんなにふるまいながら読書会もいいなあ。