eriie's room

読んだり、観たり、行ったり、参加したり、会をひらいたり、いろいろの記録。

<鑑賞記録>アルチンボルド展開催記念トークイベント

こちらのイベントに申込んだら、思いがけず夜の銀座に繰り出すことになってしまいました。 store.tsite.jp 【トークイベント】《銀座 美術夜話会―もっと展覧会を楽しむために 第3話》アルチンボルド展開催記念アルチンボルドのやっかいな謎―芸術は世界の見方…

<鑑賞記録>Before Sunrise,Before Sunset,Before Midnight

※詳細のあらすじも書いてます SNSの友人たちの間で話題になっていて、Before Midnight がつくられたことを知りました。過去2作も観たことあったはずなのにストーリーをすっかり忘れてたので、この機会に一気にみることに。 このシリーズの素敵なところは、…

<鑑賞記録>ボストン美術館の至宝展

雨の水曜日、ボストン美術館の至宝展へ。感想を書こうとあれこれ見て思い出してみるものの、やっぱり図録買ってくればよかった・・と後悔するほど、古代エジプト美術から現代アートまで、時代も地域も振れ幅が大きくて盛りだくさんの内容でした。 私が気にな…

読書会を開催しました*2017JUL『沼地のある森を抜けて』

7月の水曜日の読書会を開催しました。 今回は私含め4人でお話ししました。 課題図書は「沼地のある森を抜けて」梨木果歩。 2時間のフリートークのなかで、「生命とは」「自分とは」という大きなテーマから、ウィルスや菌などのミクロの世界まで、遠くからも…

開催しました*「恋」がテーマの読書会

今月は「水曜日の読書会」とは別に、とある日曜日に持ち寄り読書会を開催しました。テーマは「恋」私、恋をするのがとても好きです。でも、必ずそれは終わってしまう。それが悲しいし寂しいな、と思っていました。でもこの日、長年の謎だった「恋はなぜ終わ…

100%ここにいる、ということ。

奥多摩に向かう電車の中。 ふと気づいたら、窓から見える景色が一面グリーンに変わっていました。 この日はバーベキューに誘われて、奥多摩まで2時間の移動。日曜のとても気持ちのよい朝でした。 電車の中って、ものすごく集中できるんですよね。思考が進む…

鑑賞の前に~レオナルド×ミケランジェロ展

三菱一号館美術館で開催されている「レオナルド×ミケランジェロ展」。よく知られている画家なので、展覧会を観に行く前に予習しておくことにしました。 ダヴィンチやミケランジェロぐらい有名な場合は、鑑賞者がここまでは知っているだろうという高めの想定…

<鑑賞記録>アルチンボルト展

台風一過の7月のある日の午後、アルチンボルト展へ。 この展覧会で、初めてアルチンボルトという名前を知りました。はじめまして、でこんなにもその人の人生を知るって、なんだかすごいことだなあ、なんて思いつつ、その日は誰かとすごく話したい!という気…

<鑑賞記録>椿姫~METライブビューイング

2017年後半のスタートに際して、前半の振り返りをしています。今年前半は「なにかを鑑賞して同じものをみた人と話す」っていうことをたくさん行いました。鑑賞した後に誰かと話すと、ちゃんと感想が自分の中に残るのが、とってもいいところ。 ちなみに「なに…

<鑑賞記録>能楽鑑賞教室~国立能楽堂

生まれてはじめて、能と狂言をみてきました。きっかけは友人のせいこさんに『能&狂言を観てあーだこーだと語る会』に誘ってもらったこと。いつも新しい表現に触れさせてもらっています。ありがたいなー。 演目は、こちら。狂言【大蔵流】附子(ぶす)能【金…

<鑑賞記録>ソール・ライター展

先日、たまたま時間がひょっこりあいて、これをみてきました。 www.bunkamura.co.jp いきなりぽかん、と時間が空くなんてこと、ほんとにあるんだなと思っていたら、たまたま同じ日に友人もきていて、観終わって二人であーだこーだ話しました。元々こういう予…

これから開催する読書会一覧

これから開催予定の読書会一覧です。 ※随時更新予定 ★ 水曜日の読書会 日時:7/19(水)10:00~12:00場所:都内カフェ(上野近辺)課題図書:「沼地のある森を抜けて」梨木香歩※事前読書要参加費 2000円 お申込はこちらから→ 水曜日の読書会 Facebookアカウント…

<鑑賞記録>『カレンダーガールズ』

この映画を友人達と観ました。 プロジェクターで映した大きな画面で映画鑑賞会。 タイトルはカレンダーガールズ。 Amazonレビューより、あらすじの紹介をさらっと。 田舎町の平凡な日々に嫌気がさしていたクリス、夫の病で亡くした悲しみから立ち直れないア…

読書会を開催しました*2017JUN『6月は2017年の句点を打つ会』

6月の水曜日の読書会を開催しました。 今回は、テーマに沿った本を持ち寄るタイプの会です。 テーマは『6月は2017年の句点を打つ会』 2017年前半を表す一冊と後半に読みたい1冊を各自で持ち寄る・・・、はずでしたが、 この本を語る前にこの本のことを! み…

<鑑賞記録>『JURIETA』監督ペドロ・アルモドバル

「JURIETAをみてあーだこーだ言う会」に参加。 仲間内の友人達と鑑賞し、ワイン片手にあーだこーだ言ってきました。 『初見の感想を、きちんと言語化しておくの、いい!』っていうのが、この会への感想です。 映画を観終わった後に、ふつふつと湧きあがるも…

開催のお知らせ~水曜日の読書会*6月は2017年の句点を打つ会

6月は、久々に持ち寄り読書会をします。 日時:6/21(水)10:00~12:00 場所:都内カフェ テーマ:2017年の句点を打とう 2017年前半の私を表す本1冊、2017年後半に読みたい本1冊、計2冊をお持ちください。 参加費:2000円 定員5名 ※男性はお知り合いかご紹介限…

読書会を開催しました*私の読みとった物語~神様のボート 

この読書会を迎えるにあたって、カフェで一気に再読しました。 「神様のボート」 3時間くらいかな。ものすごく集中して読みました。 葉子さんが東京に戻ってくるくだり、思わず泣いてしまった。 家で読んでるみたいに、ぽろぽろぽろぽろ涙が出てきて止まらな…

視聴記録「ことほぎラジオ 番外編『森の読書会』」

とつぜんですが、好きなラジオがあるんです。 といっても、ラジオの機種で好きなものがある、というわけではありません。 いわゆるAMとかFMのラジオの電波にのってやってくるものでもありません。 インターネットで配信されていて、PODCASTでも聞ける「ラジ…

開催のお知らせ~水曜日の読書会*スピンオフ on Saturday 5月27日

水曜日の読書会、というタイトルで読書会を開催していますが、 平日はどうしても参加が難しい、という方とも話したい!と思い、 土曜に開催してみることにしました。 課題図書は、江國香織「神様のボート」です。 ※ホリーガーデンの主人公たちと親戚なのです…

読書記録「キャッチャー・イン・ザ・ライ」

翻訳ブーム、続いています。 村上春樹訳 キャッチャー・イン・ザ・ライ、読了しました。 学生の頃、文学好きなら読むでしょとりあえず、って感じで読んだ本の一冊です。 そのときに読んだのはこっち。野崎訳でした。 それ以来の再会。 前半はホールデンの気…

読書記録「グレート・ギャツビー」

村上春樹訳 グレートギャツビー 読み始めたら日の夕方から翌日の午前中まで、約一日で読めました。 10代で読んだときは、訳のせいだけじゃなく、 人生経験も足りず、読書量も足りずで、 あんまり意味がわからなくて、 なんでこれが素晴らしい作品と言われて…

「2人でおこなう読書会」をやってみます。

こんなの聞いたことないけども、 一対一での読書会を思いついちゃったので、募集してみます。 読書というのは極めて個人的なことなので、 知らない人に感想を話すのはちょっと躊躇がある、とか、 大勢にわかってもらえるような感想ではない気がする、とか、 …

読書会を開催しました*2017Apr『イルカ』

水曜日の読書会 4月度を開催しました。 今回の課題図書は『イルカ』よしもとばなな。 お天気の良い日だったので、テラス席にて開催。お花見の季節が過ぎ、あっという間に新緑の季節。先月はあんなに寒かったのに…。 新たな試みとして、ワークを行いました。1…

聴きカフェ、はじめました。

ブライトリスニングという聴き方があるのをご存じですか? 私は、この聴き方を「聴きカフェ」にて実践しています。 ameblo.jp ブライトリスニングでは、聴き手の意見を挟まず、話し手の心の声を聴きます。なにかに悩んでいるとき、問題にぶつかったとき、自…

読書会を開催しました*水曜日の読書会2017.Mar『とはずがたり』

3月の水曜日の読書会、「とはずがたり」で開催しました。 古典を読むなんて、本当に久々で、「ひしめく」「あさまし」「あはれ」「むつかし」とか、高校生で古典を習ったときには特になんとも思わなかった古文単語が、今も現代に残って伝わっていることの深…

読書記録『14歳の子を持つ親たちへ』

土曜日の午前中。家のなかをひととおり整えた後、この本を読了。 先日の読書会でとりあげた「街場の文体論」に引き続き、内田先生関連の本。そのときの参加者さんがおすすめしてくれた本の内の一冊です。 本来のコミュニケーション、語彙の獲得、前思春期、…

1月の読書会開催、その後のはなし

私にとって読書会は、もはやライフワークになりつつあります。仕事でも生活でもないけど、生きていく上で必要なこと。 まず、ひとりで本を読み、その世界でひとときを過ごす。その後、同じ本を読んだ人同士が共有できる世界をつくって、ひとときを過ごす。 …

読書会を開催しました*水曜日の読書会2017.Feb『街場の文体論』

2017年2月の水曜日の読書会、開催しました。 課題図書は、「街場の文体論」内田樹。 出てきた話題は、書くこと、話すこと、学ぶこと、伝えること、などなど。 一部をご紹介します。 ・英語を学ぶことは伝えたいことを言うためではない ・言語は学ぶことの豊…

身体性のこと

ここのところ、「身体性」という言葉がずっと気になっている。 先日、「この世界の片隅に」という漫画を読んだ。映画が公開されてからというもの、友人たちの間で話題にのぼっており、映画と漫画の違和感について語る会が開かれたりもして、盛り上がっていた…

『いのちを”つくって”もいいですか?』 島薗進

ちょっとどきっとするタイトル。「いのちを”つくって”もいいですか?」の読書会に参加してきました。 本を読んだ直後の感想は、とにかく「もやもやする」。 正しい解答がないけど、考えることを放棄してはならない内容だけに、更に考える。でも、どうしたら…